決着ずみの事例 表面化 2022.03 経路 SNS・動画サイト・ハッキングされた報道サイト 形式 偽動画
拡散した主張(引用)

「ウクライナの大統領が国民に降伏を呼びかけた」

Meta・YouTube・Twitter(当時): 操作されたメディアとして削除対応 出典
ウクライナ大統領(本人): 直後に否定動画を公開

何が起きたか顛末 2022.03

結論は上のとおり。ここからは、この一件がどう生まれ、どうひろがり、どうみやぶられたのかを、出典の記録から時系列でたどる。

  1. あらわれる 発端 No.002 ツギハギ坊

    大統領が「降伏せよ」と語る偽動画

    2022年3月16日、ウクライナの大統領が国民に武器を置くよう(降伏を)呼びかけているように見える動画が拡散した。実際にはAIなどで作られたディープフェイクで、ハッキングされたウクライナのテレビ局のサイトやテロップにも流し込まれていた。

  2. ひろがる 拡散

    顔と体が合わず、声も違っていた

    動画の大統領は顔と体がうまく合っておらず、動きも異様に少なく、声もいつもの本人とは違って聞こえた。戦時の重大な「本人発言」を装った、初期の大規模なディープフェイク事案として注目された。

  3. みやぶられる 決着

    すぐに見破られ、本人が即座に否定

    偽動画はまもなく見破られた。Meta・YouTube・Twitter(当時)は「操作されたメディア」として削除し、大統領本人も直ちに本物の動画を投稿して、これを「幼稚な挑発だ」と否定した。

見抜きポイント

  • 重大な「本人発言」ほど、本人・当該機関の公式チャンネルを確認する
  • 頭部と体のバランス・声のトーンなど不自然さが手がかりになった(ただし精度は年々向上)

→ メインの手口(ツギハギ坊)の弱点属性を見る

この事例を生んだ妖怪

先頭がメインの手口。妖怪はデマの「手口」の姿であり、発信者・拡散者を指しません。

実害

戦時下の国民の判断を直接狙った偽情報で、事前にウクライナ政府が警告していた型が現実化した。

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