実在の被害を伴う事例です。このページは史料として、事実と出典のみを静かに記載します。
「(関東大震災の直後)特定の民族が井戸に毒を入れた・襲撃してくる」 — 記録と教訓
拡散した主張(引用)
「(関東大震災の直後)特定の民族が井戸に毒を入れた・襲撃してくる」という流言
内閣府 災害教訓の継承に関する専門調査会: 報告書(1923関東大震災【第2編】)で流言と殺傷事件の経緯を記録(2009年) 出典
手口の型(分類)
妖怪はデマの「手口の型」を示す分類であり、発信者・拡散者・被害者を指すものではありません。
同じ型の再来
この型の再来: 「被災地に(特定の属性の)窃盗団が来ている」という風説(史料)
何が起きたか
1923年9月の関東大震災の直後、根拠のない流言が急速に広まり、住民や自警団による殺傷事件に発展した。国の中央防災会議・専門調査会の報告書(2009年)は、第4章「混乱による被害の拡大」でこの流言と殺傷事件を災害教訓として記録している。
見抜きポイント
- 災害直後は通信が途絶し、確認手段が失われた状態で流言が生まれやすい
- 「(大きな主語)が〜してくる」という伝聞形は、災害時流言の典型的な形として繰り返し現れている
実害
流言を背景とした殺傷事件が発生し、多数の犠牲者が出たことが報告書に記録されている。